機器の説明

超伝導磁石の磁場の中に置いたときの原子の核スピンエネルギー配向差を利用した高感度の物質構造解析装置。重水素溶媒に溶ける有機化合物であれば，数ミリグラムの量で測定可能である。得られたNMRスペクトルを解析することにより，化合物中の各水素の種類とその数及び位置関係を知ることができるため，化合物の同定，分子構造の推定及び混合物の定量分析が可能である。観測周波数は400MHz（1H）および100MHz（13C）で－100～150℃の温度範囲で測定できる。

設置場所など